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数学科

数学科の講師陣

「考える過程」こそが重要。
数学は「論理的に考える力を養う学問」
であるということを意識して、入試に挑んでほしいのです。

数学科講師 首藤 宇俊

数学科講師 首藤 宇俊 (京都大学理学部卒業)

どうして医学部に入学するために数学が必要なのでしょうか? 医学部の先輩なら「入試の数学なんて、生物や化学に比べれば意味がない」と言うかもしれません。数学の重要性は論理的な思考力を鍛えることにあります。 大学入試における数学とは、「与えられた条件を過不足なく利用して結論を導く」の一言に尽きます。入試数学では、条件は「過不足なく」与えられているため、必要でない条件も足りない条件もないのです。
しかし、実際の医療現場はそうではありません。「理想状態」で物事を考えることができない人が、将来、複雑な医療現場に於いて対応できるでしょうか? 大切なのは「論理的に考える力」なのです。「入試の数学は解法を暗記することだ」と言う人がいます。
しかし、医学部入試の数学は、考える力なしに突破できるほど単純ではありません。遠回りに思えるかもしれませんが、「考える過程」が非常に重要なのです。数学は「論理的に考える力を養う学問」であることを意識してください。 こうした数学の理想も大切ですが、医師になるためには医学部に合格しなければなりません。
短時間で高得点を叩き出すには、テクニックも必要です。しかし、入試のテクニックは「考える力」があって初めて意味を持つということを忘れないでください。医学を志すという高い目標を持って、一緒に学んでいきましょう。

数学の実力を伸ばす方法-
それは、自分で問題を解くこと以外にありません。
そして、それを記憶保持することが大切なのです。

数学科講師 山崎 茂

数学科講師 山崎 茂 (大阪大学基礎工学部卒業)

受験数学で合格点に達するためには、公式や解法を身につけておく必要があります。公式によっては、使い方だけではなく、その導き方まで覚えていないと解くことができない入試問題が存在します。丸暗記は役に立つはずがなく、公式や解法をどう適用し、どのように論理が展開されていくのかを記憶しておかなければなりません。そのためには、問題を自分の力だけで解答する経験を積む必要があります。そのために、授業では基礎となる考え方や問題解決の方法を例題を用いて紹介します。
次に、その解法を身につけるため、問題を自分の力で解き内容理解を深めてもらいます。とにかく数学の実力を伸ばすには、自分で問題を解くこと以外にありません。自分で考え、自分で手を動かし、自分が書いた文字や図を通して考えなければならないのです。
授業の内容を理解し、いくつかの問題を解くことができるようになったからといって安心してはいけません。そのままにしておくとすぐに忘れてしまいます。そうなると、自分一人の力では復習できません。
授業のなかで行なう復習プリント、復習テスト、毎週月曜日に行なわれるWeekly Testなどで記憶保持のお手伝いはしますが、忘れてしまう前に、自分自身でもしっかり復習してください。

その他数学科講師一覧

多々野 孝文 京都大学医学部卒業
竹島 穣治 京都大学大学院修士課程修了
西川 一志 東京大学教育学部卒業

スタッフ